狼執事とお嬢様♡
伝えたいことを伝え終わって、なんだかキモチがすっきりした。
お父様とお母様は、顔を見合わせた…
心臓の音が、やけにうるさい…
少しの間を空けて、お父様とお母様が笑った。
「ふふっ♪
穂乃歌ってば、面白いわね♪」
「本当、しばらく見ない間にこうまでハッキリ言うようになっていたとはなぁ。」
私は2人の反応に内心ギュッとしていた。
笑われるなんて、思ってなかったんだもん…
なんでなんで!?
私ヘンなこと言ったかなぁ!?
うぅ…
「2人のキモチはよく分かったわ♪
私は…2人の恋を永遠にしてあげたいかな♪」
『お母様っ…!』
思わず顔が緩んだ。
だって、当然でしょう??
ただ、お父様は…どうなんだろう…
「そうだなぁ、私は…」