狼執事とお嬢様♡
「はぁ?」

「んだよ、1年か。俺ら2年に向かって何だよ?」



和哉…君……?




「だから、その手を離せって言ってんだよ。言葉通じない?センパイ。」

「なめてんじゃねぇよ!」



2年のセンパイは和哉君を殴ろうと、こぶしをキツク握った。



『和哉君!』



パシッ…!



え…





止めた…?





「安心しろ、俺が殴られるわけねぇだろ?」

「ッ…!」



和哉君は向けられたこぶしを顔の前で止め、その手を払った。





「なめてんのは…どっちだよ、先輩…?」

「んだと…?」




2人掛かりで襲うなんて…
卑怯よ!



ってゆーか、やめて!




「止めろ!!」




え…?




聞き覚えのある声…






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