狼執事とお嬢様♡
『…しゅ……ん…?』
あまりにも大きな声に、争っていた3人が動きを止めた。
私も、大声なんてはじめて聞いたから…
正直今超驚いている。
「穂乃歌の前で喧嘩とか…やめてくんない?」
急に落ち着きを取り戻した俊の声。
私は張り詰めていた糸が切れたかのように、安心を取り戻した。
「大丈夫か?」
俊は私の前に立った。
『う…ん。ありがとう…』
大丈夫だけど…
喧嘩なんて見たの、初めてで…
怖かった…
「穂乃歌、ごめん。
守ろうとしたんだけど、逆に怖がらせたな…。」
和哉君…
和哉君は申し訳なさそうに私に謝った。
『大丈…』
大丈夫だよ。そう言おうとした。
でもその言葉は―――…
「そう思うなら、初めからするな。
穂乃歌を傷つけることだけは、何尾とであろうと許さない。」
俊の言葉によってかき消された―――……
あまりにも大きな声に、争っていた3人が動きを止めた。
私も、大声なんてはじめて聞いたから…
正直今超驚いている。
「穂乃歌の前で喧嘩とか…やめてくんない?」
急に落ち着きを取り戻した俊の声。
私は張り詰めていた糸が切れたかのように、安心を取り戻した。
「大丈夫か?」
俊は私の前に立った。
『う…ん。ありがとう…』
大丈夫だけど…
喧嘩なんて見たの、初めてで…
怖かった…
「穂乃歌、ごめん。
守ろうとしたんだけど、逆に怖がらせたな…。」
和哉君…
和哉君は申し訳なさそうに私に謝った。
『大丈…』
大丈夫だよ。そう言おうとした。
でもその言葉は―――…
「そう思うなら、初めからするな。
穂乃歌を傷つけることだけは、何尾とであろうと許さない。」
俊の言葉によってかき消された―――……