狼執事とお嬢様♡
「そうそうッ!」
玄関まで着くと、海琉が言った。
「俺ら、穂乃歌と同じクラスだから♪」
『へッ!?』
クラスまで!?
人数とか、大丈夫なのかぃ?
「3人ほかのクラスに入ってもらってー♪俺らが入る、と♪」
いやいや、勝手すぎやしませんか??
どんだけわがままなんだこの人たちが…
『そんなことしちゃって、いいの?』
「穂乃歌守るため♪」
『////!』
軽々とそーゆーこと言わないでよぉッ!
こっちはいつも心臓破裂しそうですよー!?
「着いた…」
1-3。
入りがたい・・・
重く感じるドア。
そのドアを、ゆっくりと開いた。