狼執事とお嬢様♡
『お…おはよぉ』


私が挨拶をすると、すぐに莉緒達がやってきた。



「おっはよー!穂乃歌♪って…誰!?!?」

「見知らぬ殿方×3☆だんな様候補ー??」

「…穂乃歌って、そーゆー女?」



旦那様!?ないですないです執事です!
そーゆー女って何ですかッ!?




『誤解しないでよぉ…』




教室を見渡せば、みんなの視線、視線、視線…。



その視線が痛いデス…!





『えっと…この人たちは…デスネ…』



なんて言ったらいいの…?



執事なの♪とか軽々言っていいのかな??





引かれたりしない!?





「言いたくないならいいけど?」

「でも私達ー勝手に妄想するからね♪」



麻衣、thank you!
莉緒さん?妄想とは?
変な妄想されても困るなぁ…




『とっ!とりあえず!席!席に座らせて…?』





私は強引に話を切り、席に着いた。
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