狼執事とお嬢様♡
「いい加減面倒くさいんだけど?
どっか行ってくんない?
それと、俺に馴れ馴れしくしないでくれる?」



「えっ…ご、ごめんなさいッ!」



女の子達は支葵の席から足早に去った。





ビックリしたぁ…
あんなきつく言うなんて…

カッコイイんだから、もっと明るくすればイイのにー…
もったない



そして、そのまた隣の海琉。

栗色の髪はいつものように遊ばせてある。
ワックスって、凄いねー…
愛想のいい海琉には、一段と女子が寄っている。


「海琉クンって言うのー?」

「カッコイイ名前だねー♪」



うわうわうわッ!
声がワザとらしく甘ったるい!
気持ち悪ッ…



「ありがとー♪」



以外とアッサリした答え方かも?
予想外だなぁ~…


愛想振りまくりかと思ってた…

海琉には失礼だけどねw



「そろそろ、自分の席戻ってもらっていい?」



以外な言葉を発した海琉。
その言葉に女子達は、



「えーまだ話したいー♪」

と、甘ったるい声を出す。




「俺が迷惑なんだよね?
興味ない子と話してても楽しくないからさ?」




海琉…?




< 48 / 363 >

この作品をシェア

pagetop