狼執事とお嬢様♡
「俺はただ…」
その続きの言葉を、私は待った。
俊は1度下へ落とした視線をまた私に戻した。
ドキン。と、心臓が跳ねた。
「穂乃歌以外の女と喋るのが、面倒なだけ」
え……?
ちょっと理解に苦しむ言葉なのですが…
バカには簡単に教えてほしいものですね…
『どぉゆう、こと…?』
そう聞いた私に、俊は1つため息をついて、
まだ分かんないの?そういった。
コクン。と頷く私に俊はこう言った…