狼執事とお嬢様♡
『何すんのよッ////!』
「ん?分かんないみたいだから、分からせてあげようと思ってるんだけど?」
また狼スマイル!
執事のときとは大違いッ!
カッコイイけど…
なんか危ない感じの?
『別にッ!分からないままでいいもん!』
「ダメ。俺が分からせてやりたいから。」
はぁぁ!?
変体ドS狼めッ!
どんな発言ですかッ!
ドアに押さえつけられ、寄りかかっている状態の私の顔の横に、俊が左手をドン、と当てた。
そして、頬には俊の右手が触れる。
鼓動がはやくなる…
顔も、ホントに火が出ちゃうんじゃないかってくらい熱くて。
……この状態とゆーか体勢?ヤバイ…よね!?
『俊っ…!どい、て…?』
迫力のない、必死の私の訴えだった。