狼執事とお嬢様♡


『何すんのよッ////!』

「ん?分かんないみたいだから、分からせてあげようと思ってるんだけど?」




また狼スマイル!

執事のときとは大違いッ!




カッコイイけど…
なんか危ない感じの?





『別にッ!分からないままでいいもん!』

「ダメ。俺が分からせてやりたいから。」






はぁぁ!?
変体ドS狼めッ!
どんな発言ですかッ!





ドアに押さえつけられ、寄りかかっている状態の私の顔の横に、俊が左手をドン、と当てた。

そして、頬には俊の右手が触れる。




鼓動がはやくなる…






顔も、ホントに火が出ちゃうんじゃないかってくらい熱くて。








……この状態とゆーか体勢?ヤバイ…よね!?




『俊っ…!どい、て…?』




迫力のない、必死の私の訴えだった。






< 57 / 363 >

この作品をシェア

pagetop