狼執事とお嬢様♡
「え…?」
支葵は目を開いて驚いている…
とんでもないことを言ったことに、今気づいた私。
『ゴッ!ごめんッ!なんでもないッ!忘れてッッ!!』
サッと立ち上がった私。
何で嫌じゃないなんて言ったの!?
意味わかんないんだけどッ!
絶対変だよ私ッ!
顔が熱くなっているのが、手に取るように分かった。
『ご…ごめんねッ!じゃッ…!』
私はその場を足早に立ち去った。
待てよ!
そう言った支葵の声が聞こえたけど、今は聞かないふりをした。
私は保健室へ飛び込んだ。