狼執事とお嬢様♡

何度も「どいて」と訴えてくる穂乃歌にお構いなしに、「キスしたい」という衝動を優先させてしまった。




後で、後悔するとも知らずに…




俺は自分の唇を、少しずつ…穂乃歌の淡いピンクの唇に近づける。









あと、数mm。


そんないいところで邪魔が入った。











「しゅーんクン?何、してんの…?」





支葵、か…






いつもいいとこ取りしすぎなんだよ、あいつは…





しかもカッコ良く登場しやがって…


憎憎しいヤツ。






でも、サンキュ、な。








こんなバカな事する俺を止めてくれて…ありがとよ…


< 73 / 363 >

この作品をシェア

pagetop