狼執事とお嬢様♡

「お嬢様、お手を…」

『へッ?!』


靴を履くと、さっきまでふざけあっていた神谷クンが執事モードにッッ



そっと手を伸ばす。


フッと微笑んで神谷クンは私を車までエスコートしてくれた。




いきなりあんなことされるとッ
心臓がヤバイってばぁ~…

運転手さんがいるからかな??



「お嬢様、ご学友との交流、頑張ってください」


えッ?


「お嬢様、新しい学校にお早く親しめると良いですね」


えぇッ?!


「お嬢様、困った事がお有りなら…」


「「「我々執事をお使いください」」」




だから反則だってばぁッ!!




私…心臓持つかなぁ…?




そんなことを考えていると、
車はいつの間にか学校の門の前で停車した。


ここが…新しい学校…


友達、できるといいな♪

< 9 / 363 >

この作品をシェア

pagetop