狼執事とお嬢様♡
「お嬢様、お手を…」
『へッ?!』
靴を履くと、さっきまでふざけあっていた神谷クンが執事モードにッッ
そっと手を伸ばす。
フッと微笑んで神谷クンは私を車までエスコートしてくれた。
いきなりあんなことされるとッ
心臓がヤバイってばぁ~…
運転手さんがいるからかな??
「お嬢様、ご学友との交流、頑張ってください」
えッ?
「お嬢様、新しい学校にお早く親しめると良いですね」
えぇッ?!
「お嬢様、困った事がお有りなら…」
「「「我々執事をお使いください」」」
だから反則だってばぁッ!!
私…心臓持つかなぁ…?
そんなことを考えていると、
車はいつの間にか学校の門の前で停車した。
ここが…新しい学校…
友達、できるといいな♪