狼執事とお嬢様♡
ソファに横たわっていた俺の体が、スッと起き上がる。
マジ、ありえねぇ…
穂乃歌から電話…?
隕石、落ちねぇといいけどな。
「もしもし?」
柄にもなく、少しだけ緊張しながら電話に出た。
電話の向こうからは、愛しくて、可愛らしい声がして。
今すぐ会いたいという衝動に駆られる。
そんな俺の願いをかなえたのは、穂乃歌だった。
“迎えに来て?”
そんな言葉、お前から聞けるなんて…夢みてぇだよ…