曖昧なカンケイ~私たちは恋をした~

■確かめた気持ち




その日の夜、私は紗邪に電話をした。




「紗邪、突然電話してごめんね」



《大丈夫!絢、どうしたの?》



「私って今誰が好きなんだろう……」




私がそう言うと紗邪は黙って私の話を聞いてくれた。


私が恭平に告白されたこと。

恭平が葉月ちゃんと付き合って別れたこと。


私が輝以外の恭平に心が揺れたこと。


全部言うと紗邪は「そうなんだ」と呟いた




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