曖昧なカンケイ~私たちは恋をした~

■弟の存在




あれはいくつぐらいの時だったかな――…?






『今日からお前たちは姉弟だよ。』


あれはお父さんの一言から始まったんだ。





『わたし、絢っていうーの!』



『ぼくは………きょーへい』





恭平は最初、大人しくて泣き虫な男の子だった。





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