バレンタイン☆お菓子に込める気持ち【短編集】
「うま!佐々木って料理上手いんだな」

ひかりの彼、大輔君が褒めてくれる。

『ありが……』

「ちょっと大輔!食べ過ぎないでよ!?あたしのもあるんだから!」

ひかりが頬を膨らませて言っている。

「おい!島田は俺達には何か無いわけ?」
1人の先輩が言う。

「すいませ~ん。あたしのは、大輔だけのなんですよ~!」

ひかりが、笑顔で言う。

「なんだよ、見せつけやがって!このやろ~」

「いでで!なんで俺の首絞めるんすか!」

大輔君が苦痛に顔を歪めながら言う。

「お前、俺がこの間彼女と別れたの知ってて見せつけてんのか!」

「違いますよ!離してください!」

「「「あははは!!」」」


必死な2人を見て皆で笑った。

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