バレンタイン☆お菓子に込める気持ち【短編集】
『ひかり、後あたしやっとくから帰って良いよ!』
部活が終わり、マネージャーのあたし達は片付けをしていた。
「でも……」
『良いから!大輔君にマフィン渡すんでしょ?後はモップがけだけだし』
「ありがとう!この埋め合わせはするから!」
手のひらを前で合わせ、謝るような仕草をするひかり。
『良いから!ほら、大輔君待ってるんじゃない?』
「うん!じゃあまた明日ね~。ありがとう!」
パタパタと帰って行くひかりに手を振る。