バレンタイン☆お菓子に込める気持ち【短編集】

『え……?』


一瞬、何が起こったのか分からなかった……。


「じゃあ、また明日な~」


先輩は、まるで何事もなかったかのように、そう言って帰ってしまった……。


『嘘……///』


ペタンとしゃがみ込み、熱を帯びた顔を抑える。


『なんでこんなにドキドキするの…?』

今まで、翔太先輩の事、そんな風に見た事無かったのに……。


――もしかしたら、あたしも来年はみんなにじゃなくて“あなただけ”へあげる事になるのかな……?


*みんなにからあなただけへのクッキー

【END】



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