バレンタイン☆お菓子に込める気持ち【短編集】
3年生―――

何をするにも最後って言葉がつくこの学年。
その分結束力も良くなった。

特に最後の音楽祭では金賞を貰うためクラス一丸となって朝は早くから、放課後は最終下校時間ギリギリまで練習した。
けど…結局、僅差で隣のクラスに負けちゃって銀賞になってしまった。

それが悔しくて泣いてたあたしに、

「余計、不細工な顔になるぞ」

なんてムカつく事を言ってきたあいつに

『う゛るさぃ…』

涙声で言ったけ……。

< 13 / 127 >

この作品をシェア

pagetop