バレンタイン☆お菓子に込める気持ち【短編集】

「おはよう、さーや」

不機嫌なまま家を出ると、お隣に住む優君が声をかけてきた。

ゆう君は、崎島 優大(さきしま ゆうだい)
っていって、あたしより、3つ上の高校2年生。

『おはよ…優くん』

「どうしたの?元気無いじゃん?」

『それがさ…』

「どうせ、下らない事だろ?」


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