バレンタイン☆お菓子に込める気持ち【短編集】
「おい!何ぼーっとしてんだよ!
バシッといきなり肩を叩かれた。
『痛っ!ちょっと何すんのよ、森永!!』
森永 空 (もりなが そら)こいつとはいつも口喧嘩ばかりしている。
「お前がぼーっとしてるから目を覚まさせてやろうと思って!」
『余計なお世話よ!あーあんたと離れられると思うと精々する』
「はぁ~?それはこっちのセリフだよ!」
そう言うと男子達が固まっている方へ行ってしまった。
売り言葉に買い言葉。
思っても無い事をいつも言ってしまう。