バレンタイン☆お菓子に込める気持ち【短編集】

「おい!何ぼーっとしてんだよ!


バシッといきなり肩を叩かれた。


『痛っ!ちょっと何すんのよ、森永!!』


森永 空 (もりなが そら)こいつとはいつも口喧嘩ばかりしている。


「お前がぼーっとしてるから目を覚まさせてやろうと思って!」

『余計なお世話よ!あーあんたと離れられると思うと精々する』

「はぁ~?それはこっちのセリフだよ!」

そう言うと男子達が固まっている方へ行ってしまった。


売り言葉に買い言葉。

思っても無い事をいつも言ってしまう。


< 5 / 127 >

この作品をシェア

pagetop