バレンタイン☆お菓子に込める気持ち【短編集】
『え~1本だけ~?あたし、14歳になったんだけど』

口を尖らせ不満そうに言う。

「ば~か。歳の数なんかさしたら穴だらけになるだろが」

そう言うと、用意してあったらしいライターで火を点けた。

「点けたぞ。とっとと消せ」


ぶっきらぼうに言う優心。

『え~!歌は!?』

そんな優心にあたしは、歌の催促をする。

「はぁ~?なんだよ、歌って」

誕生日に歌って言たらあれしか無いでしょ!

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