バレンタイン☆お菓子に込める気持ち【短編集】

『じゃあ食べなきゃ良いじゃん!』

「ただ、味がちょっと薄いって言っただけだろ!たく…俺会社遅刻するからもう行くわ」

鞄を持ち、行ってきますも言わずに玄関に向かう彼。

――バタン

『はぁ…』

ドアが閉まった後、ため息を吐き、食べ残ったお皿を片付ける。


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