年下12歳との恋
知美は首を左右にふり少し笑みを浮かべたままちどり足で歩き出した。

健太は知美を引き止めるように歩き出す知美の手を握り自分の胸元へと少し強く抱きしめた。

健太の胸の中にいた知美は何も言わずにいた。

今、私………

健ちゃんに抱きしめられてる。

なんで抱きしめられてるんだろう〜………?

でも………

健ちゃんに抱きしめられてると安心する。

なんでだろう〜………?

やっぱり私………

健ちゃんのこと………

好き………。

知美は自分の気持ちに気づき思わず健太の胸から離れちどり足で部屋と戻った。
健太もその後をおうように部屋と戻った。

カラオケの終了時間になり会計をすまし4人は外へと出た。

外はもう朝日が出て明るくなっていた。

4人は車に乗り健太と祐一君を自宅の近くまで乗せて行き知美と麻里っぺは自分達の地元へと車を走らせてた。

「麻里っぺ。久しぶりの朝帰りやね」

「たまにはいんじゃない」

「たしかにね」

「で姉さんは健ちゃんと会ってみてどーだった?」

知美は思わず聞き返してしまった。

「どーとは?」

「だからこれから先、健ちゃんと」

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