年下12歳との恋
「そお?」

「うん」

きっとこれは私にしかわからない事だと思うから。

何故なら………

私と健ちゃんが似た者同士だから。

きっと私と健ちゃんって、出会う運命だったのかもしれない。

なんとなく深いつながりとゆうか、縁みたいなものがある気がする。

そう思うのは私だけかもしれないけど、今までに感じた事がない気持ち。

いったいこの気持ちはなんだろう〜………?

磁石みたいに急激に惹かれる気持ちは………?

知美はふと麻里っぺに聞いてしまった。

「麻里っぺ」

「何?」

「急激に惹かれる気持ちってなんだろうね〜………?」

麻里っぺは少し考えながら言った。

「そーだね〜………。縁かもしれないね〜………」

「やっぱそー思う?」

「うん。それしか言いよーないよ」

「だよね〜………」

麻里っぺは不思議そうに言った。

「きゅうになんでそんな事聞くの?」

知美はふと真面目な顔で言った。

「今までに感じた事がない気持ちだからかな」

「たとえば?」

「深いところでつながってるかも? って感じかな」

麻里っぺはふと思ったように言った。

「もしかしたら、あれかもしれないね〜………?」

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