年下12歳との恋
「おはよう 健太だよ」

アイツかよ〜。

なんでこんなに朝はやいの…?

「おはよう 朝はやいんだね〜」

「俺、鳶職だから朝はやいんだ」

「そうなんだ。ご苦労さま」

「なんか、冷たい」

「え!? 何が!?」

「絵文字入れてくんないから」

たったそれだけで冷たいってどーよ…。

さすが年下た。

こんなんと付き合う事は絶対にありえない!!

「ごめん 絵文字入れるの忘れた」

「今日もまたメールしてくれる?」

こいつは甘えん坊かぁー!!
「時間があればね お互い仕事してるからね」

「じゃ昼休憩とかにメールしていい?」

「したければしてもいいよ」
「ほらまた冷たいし絵文字もない 俺の事イヤなん?」

なんでコイツはこうなんかさっぱりわからん。

「イヤじゃないよ」

「じゃなんで冷たいん?」

「冷たいとかじゃなくて… ただ絵文字を入れるのがめんどくさいだけなんだけどね」

「そーなんや でも俺の事マジイヤじゃないよね?」

「イヤじゃないよ でも………」

「なに?」

「健ちゃんは甘えん坊だなぁ〜って思ってね」

「それじゃダメ?」

「ダメじゃないけど、ほどほどにね」

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