愛言葉
プロローグ
彼女がいた時、別に良かった。
だって、好きじゃなかったから。
優哉が笑ったって、どうでもよくて別に良かった。
優哉が好きじゃなかったから。
こんな苦しくて、辛くて、泣きそうになるなんて誰が気付いた?
神様はいつも突然で、恋も突然で天気予報と同じぐらい分からない。
信じるのは自分の、『勘』だけ。
だから、予言も助言も必要なんて思っていないけど・・・