俺様?王子様?二重人格?




…ガチャッ―――――



「ただい…――『おかえり』





俺の声を遮り、大きな声を出し俺に誰かが抱きついてきた。



俺はその人物の顔を見た。





「哉斗(かなと)、元気してた?」




哉斗は俺の4つ年の離れた弟。




『氷兄様―――会いたかった』




そう言うと、抱きついていた力を強くした。



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