俺様?王子様?二重人格?




『あんまり褒めない方がいいぞ?
家の母さん、すぐ調子のるから』





表は無表情であたしに言ってきた。




「ねぇ…氷、
本当に氷のお母さんなの?」




あたしがそう言うと、



氷と氷のお母さんと氷に抱きつく少年は揃って頷いた。






『良く疑われるけど、正真正銘の親子だから』






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