俺様?王子様?二重人格?




「そう言えば、その子…ダレ?」





お母さんはわかったけど。



氷に抱きつく、どこか氷に似た男の子。





『俺の弟の哉斗』




『あんたが氷兄様の彼女?』




哉斗はそう言って、マジマジとあたしの顔を見てきた。





『確かに可愛いけど、僕は認めない!』




指をビシッと立てて言った。



そして最後に付けたしで…




『氷兄様は僕のモノなんだから!!』



そう言った。




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