クローバーの約束
♡零side♡
…なんだこれ。
疑問に思って尋ねると、
小唄の表情が固まった。
「…えと……」
「…そんなに言いたくないの?」
「えっ……」
小唄の首筋に張ってある絆創膏。
俺だってそんなに馬鹿じゃない。
小唄もこんなとこ怪我するほどドジじゃない。
そんな子がここを隠すために絆創膏を張るのは…
―・・・ビリッ
「いっ………あ、」
見られた、という顔をした小唄の
首筋に張ってあった絆創膏の下には
思ったとおり
「……これ、誰のキスマーク?」