クローバーの約束
♡小唄side♡
“俺には関係ない”
さっきからずっと頭をぐるぐるしてる。
「…ぜ、ろくん…?」
―・・・ドサッ
背中にやわらかい感触が伝わる。
…あたし、ベッドに押し倒されてる?
「…好きだ」
真剣に言う零君の眼差しに、ドキッとする。
でも、どうして?
「…っ零君!?…っや、ちょ…」
零君のその行動は、
乱暴にキスをするのも
滅茶苦茶にあたしの服を脱がすのも
あたしの言葉を聞いてくれないのも
その行動の全てが止まらないのは
あたしの事が好きだから…だけじゃないよね?
どうしたの?
何にそんなに怯えているの?