クローバーの約束

…うわああ、緊張するよ…。



「お、おはよう…」



「…あ、杉浦小唄…?嘘っ、この学校!?」



え、何で私の名前知ってんだろ…


「え、名前…」




「だって小唄ちゃん、有名な歌手じゃんっ!」


あ、そっか。



私、歌手だったんだっけ。



「ねえねえ、歌ってみてよっ!」




え。



私まだ、歌詞覚えられてない…。




今日の自習の時間に覚えようと思って…。




「ごめんね、今日はちょっと…」




へ?




「そっかあ、残念だね」





「行こう、小唄」






「ありがと、結李ちゃん」


助かったぁぁ。


< 48 / 124 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop