虹の都へ
瀬名さんのことは、虹に任せるって決めたのに…。
あたしには関係ないから。
そう思ったのに、あたしは走り出していた。
虹の背中は、見えなくなっているのに。
それをつい、探してしまう。
虹…。
虹を見つけたのは、大通りについてからだった。
その光景を見たあたしは、絶句する。
虹の胸にもたれかかるように、瀬名さんが泣いていた。
彼女を退くこともせず、虹は背中をなでながら慰めていた。
何も、言えない。
その代わりとでも言うように、ズキンとあたしの胸が痛んだ。
あたしには関係ないから。
そう思ったのに、あたしは走り出していた。
虹の背中は、見えなくなっているのに。
それをつい、探してしまう。
虹…。
虹を見つけたのは、大通りについてからだった。
その光景を見たあたしは、絶句する。
虹の胸にもたれかかるように、瀬名さんが泣いていた。
彼女を退くこともせず、虹は背中をなでながら慰めていた。
何も、言えない。
その代わりとでも言うように、ズキンとあたしの胸が痛んだ。