虹の都へ
花火大会が終わった帰り道。
「あたし、ビックリした」
「何が?」
隣の虹が聞き返した。
手は、繋いだままである。
「――キス、されたこと」
言ったとたん、頬が紅くなって行くのを感じた。
あたし、何てことを言ってんのよ。
そんなあたしに虹は笑うと、
「初めてな訳じゃないだろ?」
と、言った。
「そりゃ、そうだけど…。
虹とキスは、2回してるんだし…」
虹とのキスは、今日で2回目だ。
1回目は、海で思いを伝えあった時。
2回目は、今日。
「あたし、ビックリした」
「何が?」
隣の虹が聞き返した。
手は、繋いだままである。
「――キス、されたこと」
言ったとたん、頬が紅くなって行くのを感じた。
あたし、何てことを言ってんのよ。
そんなあたしに虹は笑うと、
「初めてな訳じゃないだろ?」
と、言った。
「そりゃ、そうだけど…。
虹とキスは、2回してるんだし…」
虹とのキスは、今日で2回目だ。
1回目は、海で思いを伝えあった時。
2回目は、今日。