虹の都へ
離れていた2年間、虹は何をしていた?

仕事は、忙しかった?

話したいことは、いっぱいある。

虹と会った時、どれから話そうか?

「次は…」

電車のアナウンス。

それは、虹のいる街。

ついたのと同時にドアが開いた瞬間、あたしは電車から降りた。


高層ビルと間違えてしまうくらいのマンション。

白い壁は相変わらず。

『Rainbow Capital』

その前に、虹が立っていた。
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