虹の都へ
「今日の夜と明日は、あたしがやるから。

2日続けてやってもらっちゃ、悪いし」

「わかった。

それよりも飯にするぞ?

お前も学校あるんだろ?」

「うん、食べよっか」

あたしは首を縦に振ってうなずいた。

「魚焼いたからさ、皿出してくれるか?」

「うん、いいよ。

今日は何の魚焼いたの?」

「アジ」

今日は寄り道しないで早く帰らなきゃ。

あたしばっかり楽するって言う訳にはいかないんだから。
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