虹の都へ
そんなことを思い、あたしは1人でパニックになった。

バカ、何をそんなにパニックになってるのよ!

あたし、まるで興奮してるみたいじゃないの!

頭の中で1人でツッコミを入れているあたしは、もはや奇人変人だ。

「んー、マズいって程でもないな」

そう言って、虹はあたしにオレンジティーを返した。

って、返すな!

あたし、どうすればいいのよ!?

フツーに困るんですけど!

何て思いながらも、受け取っちゃっているあたし。

もう本当に、どうすればいいのよ…。
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