【中編】まさかの恋



バイトが終わり着替えて店を出た時。
オレは見覚えのある姿を見つけた。




「あれ?旭?」




コンビニの前でしゃがみ込んでいる旭を見つけてオレはキョトンとした。
するとオレの声に気付いた旭は顔を上げて俺を見るとゆっくり立ち上がった。




「っよ」




フッと笑って片手を上げて挨拶をしてきた旭にオレは軽く手を上げた。




「ここで何してんの?」




そう聞いてみると、旭はダルそうに頭を掻きながら答えた。




「いやぁ……真姫がさ。最近真紘が元気ないってうるさくってさ」




は?




オレはよく意味が分からなくて首を傾げると、旭は溜め息をついた。




「相談に乗ってやってくれって」




「あいつ……」




余計な事しやがって。




オレは心の中でそう呟いた。
はっきり言ってホントおせっかいやきだ。




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