【中編】まさかの恋



オレはお菓子売り場の棚に溜まっているその集団の中にメグの姿を見つけた。




いつもと違って……。
化粧なんかして。
派手な上着着て。
短いスカート穿いて。




あれ……露出しすぎだろ?




メグの格好を見て、オレはムッとした。




てか、メグって普段あんな奴等と絡んでんのか?
あんなチャラ男とか?
ありゃぁ……ないだろ。




オレは段々胃がムカムカしてきた。




しばらくすると男の1人がメグの肩に腕を回して本棚の方に歩いて行った。
それを見てオレはゆっくりと本棚の隣にある棚へと歩み寄った。
すると会話が聞こえてきた。




「な?いいじゃん」




「は?絶対嫌」




ん?
メグ嫌がってる?




「仲良くなったんだからさー。おれんち来いよ」




な!?
家だと!?




オレは男の言葉を聞いてギョッとした。




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