【中編】まさかの恋



「信じらんねぇ」




ボソッと呟くと、メグはニコッと笑った。




「押して駄目なら引いてみろ、作戦……大成功?」




オレの顔を見つめながらピースする。
それを見てオレは意識が飛びそうだった。




だって……オレ。
年下の女に手の上で転がされてたって事じゃん。
年下怖ぇー。
中3怖ぇー。




するとメグはオレの首に腕を回してオレを見上げた。




「両想いになった事だし。チューしようよ♪」




そう言って笑顔。
それを見てオレはフイッと視線を逸らした。




「……しない」




ボソッと呟いてオレはメグの腕から逃れて歩き出した。
すると頬を膨らませながらメグはついてくる。




「は?ケチーケチ真紘」




知るか!!
んな事!!!




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