てがみ
多分、だからだろう。
声をかけられても、すぐには自分にかけられたのだと気付けなかった。


篠原の声は、なんだか波のような響きで。


「柏葉くん?」


名前を呼ばれて、はっとした。
< 113 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop