てがみ
「いや俺、絵は見るだけで…」


気乗りしない返事をしながら、頭を撫でる手をよけると、少し不満そうにたが笑った。


「そう言うな、見るのが楽しいなら描くのもきっと楽しい」


考えといてくれ、と言いながら今度は篠原の方へ。
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