てがみ
酒のせいだ、と言い訳にするつもりはないが、本当に、酒の力は恐ろしい。
以後気をつけよう。


そんな反省を頭のどこか隅の方でしつつ、瑠衣を抱きかかえて体勢を逆にした。
ふわりと長ソファの上に瑠衣を横たわらせ、唇に、頬に、首筋に、降るほどのキス。
応じる瑠衣の吐息は甘ったるくて、頭の中がどんどん膨らんで終いにははじけちまうんじゃないかと思うくらい、心臓もバクバク鳴って。


「リョー…」


甘えるような声に、肩で息をしている姿。
うーん、欲情する。


準備万端、いざ!
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