てがみ
母さんの作るカレーライスには、生姜が入っている。
肉は鶏肉で、辛口と中辛のブレンド。
うん、うまい。
「涼介、今日はハードだったみたいだなぁ、柴田からフォローのメールがきてたぞ」
三口くらい食べたところで、おもむろに親父が言った。
柴田と言うのは店長の事だ。
「ああ、うん、まあ」
「だから死んだみたいに寝てたのか」
俺の相槌に、あっという間に一皿食べ終えた悠太が反応した。
「良かったー、俺別のとこで」
続けて一言。
悠太が高校入学した時、同じ店でのバイトを親父に進められたが、頑なに拒否したのだ。
結局、自分で探して今はカラオケボックスの店員をしてる。
「ハードで思い出したけど、母さん、焼き菓子貰ったんだ…いる?」
肉は鶏肉で、辛口と中辛のブレンド。
うん、うまい。
「涼介、今日はハードだったみたいだなぁ、柴田からフォローのメールがきてたぞ」
三口くらい食べたところで、おもむろに親父が言った。
柴田と言うのは店長の事だ。
「ああ、うん、まあ」
「だから死んだみたいに寝てたのか」
俺の相槌に、あっという間に一皿食べ終えた悠太が反応した。
「良かったー、俺別のとこで」
続けて一言。
悠太が高校入学した時、同じ店でのバイトを親父に進められたが、頑なに拒否したのだ。
結局、自分で探して今はカラオケボックスの店員をしてる。
「ハードで思い出したけど、母さん、焼き菓子貰ったんだ…いる?」