てがみ
「ああ、うん、正門から入ると、下校時の生徒チェックしてる先生に見つかるから、中庭から入ったのよ」


なるほど、考えたな…


「瑠衣お前、篠原に感謝しろよー、俺はそこまで頭回らん」


悪気無さそうな顔でにこにこしている瑠衣に言うと、ハッとなって篠原に向き直った。


「篠原、さん?ありがとうございますっ」


おぉ、やればできんじゃねーか…
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