花屋のあの子と俺。














「…私、あなたに名乗りましたっけ…?」







彼女は不思議そうに首をかしげた。





あぁ…。





俺が名前知っていたからか。





「…この前君、おばさんに”橘サン”って呼ばれてたから。」






俺はそう言ってクスッと笑った。







「あ…だから私の名前分かったんですかっ。」






橘サンはそう言ってニコっとする。












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