幼なじみは狼くん?
「理奈!!」

声がしたかと思うと、急に体が軽くなった。

「ちょっと拓哉下ろして!!」

拓哉が私をお姫様抱っこしたのだ。

「おい暴れんな!!落ちたらまた怪我するぞ!」


いきなり怒鳴られ、私は、おとなしく拓哉の腕の中にいることにした。


「今、保健室連れて行ってやるから。」

そう言うと私を抱いたまま拓哉は走って保健室に向かった。
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