幼なじみは狼くん?

最後のアトラクション

「すいません!そこの2人待って下さい!」


休憩所を出ると係員の人に声をかけられた。

「さっきは、すいませんでした。お詫びにこれをもらって下さい」

そう言うと、私に1日無料券を二枚くれた。


「さっきはってもしかして…」

「お化け屋敷で最後に驚かせてしまい本当にすいませんでした。」


「いえ!こちらこそ急に気絶してご迷惑をおかけしました。」

そう言うと、係員の人は笑顔でもう1度お辞儀をするとその場から離れた。


「あの係員が、お化けしてたんだな…」

拓哉は、驚いた顔をしていた。

「私も驚いた。あんなに優しい人があんな役をするなんて…」

「だな。そんな事よりこれからどうする?もう暗くなってきたけど?」


空を見ると日がほとんど沈んでいた。


「観覧車に乗りたい!!ヤッパ遊園地来たんだから乗らないとね!」


「じゃあ行くか!」


観覧車の場所に行くと、暗くなってきたせいかすぐに乗ることができた。
< 54 / 96 >

この作品をシェア

pagetop