幼なじみは狼くん?
次の日、学校に行くといつもと違った。


「おはよう。桜庭さん。」

「おはよう。」


教室に入ると、いつもは私に挨拶しない男子が挨拶をしてきた。


「桜庭さん。昨日の試合凄かったよ。」


「えっ!あなたバドミントン部?」


「そうだよ。山本君と試合してボロ負けしちゃったけど。」


苦笑いをしながら言ってきた。
              (拓哉の事をずっと見てたから気づかなかった…///)                「あっそういえば俺の名前言ってなかったよね。俺は、笹本 潤 。潤て呼んでね。」

潤は、綺麗な顔立ちで爽やかにニコッと笑ってきた。


「じゃあ、私も理奈で良いよ。」


私がそう言うと美咲が教室に入ってきた。


「おはよう~!あれ?理奈さ潤といるなんて珍しいね~。」


「美咲。おはよう!てか潤の事知ってるの?」


「ああ。これとは、幼稚園が一緒だったんだよね~」


「俺をこれって言うなよ。これって。」


潤は、顔を膨らましていた。


〈キンコーンカンコーン〉


「みんな席に着きなさい。」


鐘の音と共に先生が教室に入ってきた。

私たちは、席に着いた。
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