幼なじみは狼くん？

通じ合い

「待て!!理奈！」

後ろから走ってくる拓哉から逃げるために私は、全力で逃げた。


男子には足の速さが適うわけもなく、私は拓哉に抱きつかれてしまった。



「離してっ！拓哉は五十嵐さんの所に戻りなよ！」


私は、拓哉の腕から逃れようと私は暴れた。



「ゼィゼィ…おっお前足…速いんだよ…。それに…俺は、理奈のこ…とが…好きだ。」


息を乱して、私に言ってきた拓哉の告白。


「私も拓哉が好きだよ…。でも五十嵐さんは？」


「五十嵐は、ただ俺に付きまとって来ただけだよ。前から好きだと言ってるだろ！」


拓哉は真っ直ぐな瞳で私を見てきた。


「私、拓哉を好きで良いの？」

「良いに決まってるだろ!!初めて理奈から好きだって言われてこんなに、嬉しいのに…理奈キスして良いか？」


拓哉は、私にそう言うと私が返事をする前に、唇を重ねてきた。



「～～っ／／／まだ良いって、言ってない！」


「嫌だったか。」


拓哉はペロッと舌を出してきた。


嫌なわけがない。


こんなにも拓哉を好きなのだから…。


「もう１回してほしいな…」


自分で言っていることが恥ずかしくて、私は顔を赤くした。


「１回だけで良いのか？」


口の端だけを上げてイジワルな顔で私を見下ろしてくる拓哉。

「～っいっぱいして!」


「かしこまりました。俺のお姫様。」


私たちは、何回も唇を重ねた。
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